ブロワについて
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ブロワとは
ブロワには排気側で機能するブロワと、吸入側で機能する真空ポンプがあります。
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ロータリーブロワの送風原理
ケーシング内部に反対方向に回転する2つのロータがあり、ケーシングやロータ同士が互いに接触することなく、微小な隙間を確保しながら回転します。ケーシングとロータによって閉ざされた気体(容積)は、吸入側から吐出側へと送り出されます。 この方式を容積型ロータリ・ブロワと言われ、
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吸入側/吐出側間で圧力差をつくることができ、
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ブロワの歴史
ローブ(LOBE)輪郭の初期特許権者、であるルート氏の名前をとって、「ルーツ式」送風機・圧縮機と呼称され19世紀後半から世界中で広く使われるようになってきました。(1866年10月2日アメリカ再発行特許第2369号)日本でも戦前から製造されていましたが、本格的な普及は戦後の急速な需要によって進展し、各メーカーが生産技術の充実を計り、概ね、数十億円産業から、百億円産業へと拡大してまいりました。国内では、『ロータリ・ブロワ、真空ポンプ(ルーツ式)』として、販売されています。
ブロワの形状LOBEの形状は、二葉と三葉のものがあって、輪郭の曲線は各メーカーによって多少異なるものの大差はありません。圧力の上昇に対応して、多段式のものも考案されました。二軸で簡単な構造であること、取扱いが容易である上にオイルフリー(油に触れない)であることなどの特徴から、食品、醸造、炉内送風、攪拌、セメント・小麦粉・穀物などの気力輸送用動力源として古くから使用されていました。1948年に至って、ケーシング内に適量の注水を行うことによって、高い効率と高い真空が得られる技術が新たに開発され、製紙用抄紙機の各ロールからの吸引脱水用真空ポンプとして、極めて画期的な用途が創造されました。 | |
真空ポンプの登場石炭鉱内の保全、保健、環境改善のため、坑内のメタンガスを吸引する真空ポンプが考案されて、炭坑爆発の危険を防ぐことにも役立って、一層その用途も多くなってきました。軸封用メカニカルシールの進歩と信頼性の増大によって、これが組み入れられて各種のガス体の取扱いが安全且つ容易になったため、石油化学工業での需要が大幅に広がって行き、今日のガス用ブロワ、真空ポンプの基礎を築くに至りました。 | |
ブロワの発展汚水排水処理用としてのばっ気用ブロワとガスブロワが、国の行政基準の設定によって官公需要や民間需要となって急激に発展し、生産台数は益々増大しました。騒音規制の諸条例に合わせて、各種の対策が立てられ、特に消音箱、消音器の考案によって、騒音の低いブロワの評価を得られ、前にも増して各方面に亘って使用されることになりました。企業規模の拡大に添って現在国内で製造されているものは、口径20mmの小型から口径700mmの大型、鋳鉄、ステンレス、ゴム張、カニゼンメッキなどの各種材料を使って、耐酸、耐蝕仕様に合うよう顧客のニーズに充分適合できる状態にまで改良がなされました。輸出にも対応して、世界各国向けに各種各サイズのものが多量に出荷されています。 |
当社のブロワの特長
大型ブロワブロワ大型化のご要望により大型機種も手掛けております。酸素発生装置(PSA)用の2段式真空ポンプの最大ノズルサイズは900mmになります。詳しくは弊社営業担当までお問い合わせください。 |
ブロワ問合せから納品までの流れ
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