ご挨拶
明治維新が始まる3年前の元治元年(1864年)に創業して以来、日本が敗戦や高度経済成長、バブル崩壊などを経験する中で、当時と変わらぬ同じ地で製造業として存続してきたことは、ひとえに先人たちの努力や苦労そして情熱の賜であり、敬服するとともに当社を支え続けていただいた関連企業および地域社会の方々に深く感謝しております。 当社は、受注生産を主軸として一つひとつの製品を丁寧に作り上げる設計・製造の実績が豊富で、個々のお客さま特有の要望に柔軟に対応することができるという強みがあります。製品販売においてもメンテナンス活動においても、規模の拡大をせずに堅実な事業が継続されているのは、この柔軟性に依るところが大きいと言えます。私たちはこの強みを維持しながら、生産技術の追究による合理的なモノづくり、現製品の性能向上や高機能化への挑戦、そして現有技術を応用・進化させた新製品の開発にも積極的に取り組んでいます。 今後は、気候変動に端を発するエネルギー問題やコロナによる新しい脅威などにより、人々の生活に直結する”標準”や”ルール”が大きく変貌してきますので、今まで以上にお客様の声をよく聞いて的確に順応していかなくてはなりません。また、グローバリゼーションがさらに進化し世界中のあらゆる情報やモノが一瞬で交錯してくる中で、Made in Japan としての絶対的な信頼性を提供することがさらに重要になってきます。 これからも新しい時代に求められる製品・サービスと信頼性を実現させるために技術を磨き、誠実な顧客対応で社会に貢献していきたいと考えています。 | ![]() 代表取締役社長 ![]() |